自分史作成講座

自分史づくりにパソコンは欠かせない

自分史づくりに当たってパソコンは大きな力になってくれます。
パソコンを利用するメリットを確認しておきましょう。

◆身体的負担を緩和できる
自分史を作成する過程では膨大な量の文章を書かなければなりません。
もちろん書き損じもあるでしょうから、人によっては1000枚近くの原稿用紙を費やすかもしれません。
これだけの文章をペンで書くとなると、身体にも大きな負担となります。
しかし、パソコンを使えばこうした負担は大きく軽減できます。
キーボードをとんとんと打っていけばよいだけなのですから、ペンを走らす作業に比べればはるかに楽です。
また、パソコンで文章を書くことのメリットは、書き直しが簡単にできるということです。
原稿用紙では、書いている内容に気に入らない部分があったらその部分の前後も含めて、改めて別の原稿用紙に書き直さなければなりません。
しかし、パソコンでは気に入らない箇所だけを削除して、その部分だけを書き直すことができます。
このことも、原稿作成の時間短縮につながり、より内容を考えることに時間を費やすことができるのです。

◆調べものが簡単 
原稿を作成するなかでは、忘れた漢字を辞書で調べたり、書きたい内容に関連して百科事典を利用したりすることがあるはずです。
そのとき、必要な書籍がなければ、近くの本屋や図書館まで足を運ばなければなりません。
しかし、パソコンがあれば大抵のことは、インターネットで調べることができます。
国語辞典や漢和辞典は、ヤフーなどの大手ポータルサイトで無料で利用できます。
わからないときにすぐその場で調べられるのは、本当に便利です。

◆簡単に本にできる
自分史を完成させたら、なかにはそれを自費出版して親戚や友人、知人に配りたいと思う人もいるでしょう。
しかし、出版社やあるいは印刷所に依頼して自費出版をするには大変な費用がかかります。
自分史をほかの人にも読んでもらいたいというのであれば、お金をかけなくともより手軽な方法があります。パソコンでプリントアウトしたものを、製本すればよいのです。
この方法なら、インク代と紙代、それに製本のための諸経費がかかるだけです。

◆自分史をつくるのに便利な機能を備えているWord
特別なソフトは必要ありませんが、マイクロソフト社の「Word(ワード)」はぜひ入手してください。
ワードは、その完成度の高さから世界中で最も多く使用されている文章作成ソフトです。
自分史をつくるうえで便利な機能も多く備わっています。