自分史作成講座

自分史のネタは忘れないうちにメモをとりワードで整理する

自分史の書き方として、メモをたたき台にして書くという方法もあります。
まずは、自分史に書きたいと思ったことを、思いつくがままにメモしていくわけです。
ここで気をつけたいのは、思いついた事柄の取捨選択をここで行わないようにすること。
また、メモは気づいたときに、すぐとるようにしましょう。
「後でメモしよう」と思っているとついつい忘れがちになります。
いつでもメモできるように、メモ用紙は常に持ち歩くとよいでしょう。
メモの書き方は箇条書きでも文章の形でも構いません。
あまり形式にこだわるとメモを書くのがおっくうになります。
「走り書きで構わない」ぐらいの気軽な気持ちで取り組みましょう。
また、メモは必ず同じメモ帳に書かなければならない、と決めてかからないほうがよいです。
たまたま持っていたノートや、それこそチラシの裏でも十分なメモ用紙となります。
その結果、メモ用紙が複数となっても最終的に一つにまとめればよいのです。
要は、思いついたことを逃さず、形にしておくことが大切なのです。
手書きのメモはワードで整理すると、その後の執筆の際にとても重宝します。
ことに、上記のようにメモ用紙が複数ある場合は、ワードで一つにまとめることによってぐっと読みやすくなります。
メモをもとにした原稿作成は、このワードでデータ化されたメモをふくらませることによって進めていくわけです。

●ワードを使ったメモの整理法
@今までに書いたメモを、ワードに転記します。
ただし、手書きのメモをそっくりそのまま写すのではなく、転記の段階で原稿を書くのに必要ないと思われる情報はカットし、思いついたことは追加しておくとよいでしょう。

Aメモをもとに原稿をつくり上げていきます。
メモの段階では、いわば「骨」の状態だったものを肉付けしていく作業です。
たとえば、メモで「結婚式のために結婚指輪を購入」とだけ書かれていた場合であれば、いつ、どこで、どのような思いとともに結婚指輪を買ったのかなど、可能な限り具体的な情報を盛り込んでいきます。