自分史作成講座

現地取材で自分史用の資料を集める

資料集めの方法は様々ですが、ぜひ試してほしいのは、自分に関わりのあった場所を再訪してみることです。
たとえば、子供のときによく遊んだ地元の山があれば、そこをもう一度訪ねてみましょう。
「小さいころ遊んだときは、随分大きな山のように感じたけれど、意外とこぢんまりしていたんだなあ」と、自分の思っていたイメージと現実の姿とが違っていて、子供のときの体験がよりいっそう印象深く思い出されるかもしれません。
また、実際に現地を訪ねたことによって、自分史に書こうと思っていた事実のなかに誤りがあったことに気づく場合もあるでしょう。
よく通った駄菓子屋が学校のすぐそばだと思っていたら、実はそこから200メートルほど離れた公園の前だったというように。
記憶は案外とあてにならないものです。
事実を客観的かつ正確に記録したい場合には、こうしたフィールドワークは欠かせません。
自分の記憶に疑問がある場合は、積極的に現地取材を行うとよいでしょう。
パソコンの前で悩むより、旅に出てしまうのです!