自分史作成講座

自分史の原稿を書き終えたらまず休息

書き始めてから原稿が完成するまでの時間は人によってまちまちでしょう。
1ヵ月ほどでできあがる人もいれば、半年、1年かかる人もいるかもしれません。
しかし、書くのが遅いからといって気にすることはありません。
仕事ではなく趣味なのですから、自分のペースでのんびりと進めればよいのです。
いずれにしても苦心惨憺の末に、原稿ができあがったときの感激は格別なはずです。
生涯で何百枚もの原稿を書き上げる機会などそうそうあるわけではありません。
「よくやったなあ!」と、大きな偉業を成し遂げたような感慨を抱く人もいることでしょう。
また、長い間の宿題を終えたような開放感に満たされる人もいるでしょう。
しばらくは、自分史をつくりあげた喜びをじっくりと味わい、執筆の疲れをとるためにゆっくりと数日休んでください。
休息は、次に述べる推敲と校正の際に、自分が書いた原稿を第三者の目でじっくりと見るためにも必要です。

十分に休息をとったら、原稿の推敲と校正にとりかかりましょう。
実は、本文を書き上げることに勝るとも劣らないくらい、推敲と校正の作業は重要です。
なぜなら、推敲と校正次第で、自分史の完成度が大きく変わるからです。