自分史作成講座

自分史をPDFで公開する

電子メールやCDで配布する際にお勧めなのが、PDFというファイル形式です。
PDFとは、portable document formatの略で、アメリカのアドビシステムズ社が開発した文書表示用のファイル形式です。
このPDFの最大の特徴は、パソコンやOSが何であっても、作成した文章をオリジナルなイメージのまま表示できるという点です。
本来、ワードで作成した文章を、テキストの文字組や画像の配置などレイアウトがまったく同じ状態でほかの人に読ませたい場合、その人が同じバージョンのワードのソフトをもっている必要があります。
しかし、PDFファイルなら、PDFリーダーを使うことにより、作成した人のイメージしたレイアウトと同じ状態で読むことができるのです。
つまり、自分史のファイルをPDFファイルにして配れば、誰もが自分史をオリジナルのイメージそのままにパソコン上で読むことができるようになるわけです。
当然、印刷もオリジナルのイメージのまま行えます。

ワードで作成した自分史をPDFファイルに変えるためには、PDF作成ソフトが必要です。
手頃な値段のものとしては、ソースネクスト社の「いきなりPDF」というソフトがあります。
ワードでつくった原稿をPDFにするだけでしたら問題ありません。
ほかには、インターネット上で配布されている無料のPDF作成ソフトもあります。
ただ、扱っているのは海外のサイトで、利用するのには英語の理解が必要になります。
英語でも問題ないという人は、試してみるとよいでしょう。

PDFファイルはPDFリーダーがあれば誰でも簡単にPDFファイルを読むことができます。
アドビシステムズ社は、PDFリーダーの「Adobe Reader」をホームページ上で無料で配布しています。
ですので、ソフトを入手するのにお金はかかりません。
作成したPDFをメールなどで配る場合には、Adobe Readerをダウンロードできるようホームページのアドレス(http://www.adobe.com/jp/)もあわせて伝えておくとよいでしょう。