自分史作成講座

自分史を読みやすくレイアウトする

推敲・校正も無事終えて、原稿は完全なものとなりました。
「よし、これをプリントアウトして本にしよう」といきたいところですが、まだ大きな作業が残っています。
書いた原稿をページに割り振っていくレイアウトの作業です。
レイアウトはたとえるなら、料理の盛りつけです。
一流の料理人が手をこらしたおいしい料理であっても、盛りつけが下手だと味が落ちるように感じられます。
逆に、凡庸な料理であっても、盛りつけが上手であれば、実際の味以上においしく感じられるものです。
これと同じように、レイアウトが美しければ、原稿の魅力はさらに引き立ちます。
しかし、反対に見づらいレイアウトだと、読もうという気持ちさえ失せてしまうでしょう。
原稿を活かすも殺すもレイアウト次第なのです。
もっとも、市販されている本のレイアウトは、専門のブックデザイナーが行っています。
素人である私たちが、ブックデザイナー並のレイアウトを目指すのは難しいでしょう。
そこで自分史をつくるに当たっては、第一に「読みやすいレイアウト」を心がけましょう。